NST新潟総合テレビ
新潟県胎内市に、84歳の女性が1人で育てた野菜を中心にして料理を提供するカフェがあります。親子をつなぐ優しい隠し味とは…
胎内市でカフェを営む女性 料理に使用するのは母親の手作り野菜!
今年3月に新潟県関川村で開かれたイベント。 新型コロナウイルスの収束を願って、アマビエの和菓子を販売していたのは山下佐代子さんです。 山下佐代子さん: 「誰のところにも、必ず幸せがくるようにと願いを込めた」
和菓子を製造販売する山下さんは、胎内市にある『カフェ工房まめ』の店主です。 山下さんは6年前にランチを中心に営業する、この小さなカフェをオープンしました。 店の一番人気は、タマネギ半分ほどを使ったチーズハンバーグ。
山下さん:「タマネギは体に良いので、できるだけ色々なメニューに使っている」 山下さんは店の特長がランチプレートの中にあると話します。 山下さん:「6~7割は母が育てた野菜」
畑仕事はすべて1人で! 84歳の母親が育てる愛情いっぱいの野菜
休日に山下さんが案内してくれたのは、中条駅の近くにある店から車で30分ほど奥胎内へ向かった山間部です。 畑で作業していたのは、山下さんの母親・赤妻セイさん(84)。
セイさんは畑が雪に覆われる季節以外は、タマネギやジャガイモ・ナスにトマト・ニンニクなど店で使う様々な野菜を育てています。 キャベツは大きくズッシリ。 その分、収穫は大変なのですが、84歳のセイさんは畑仕事のすべてを1人でこなします。 山下さんの母・赤妻セイさん: 「娘のために頑張ろうと。それだけ」
山下さん:「母の野菜を無駄にしないために色々な料理を作っている」 「店のために野菜を作る」と話す母親と、「母親の野菜を大切に使う店を開いた」と話す娘。 野菜が先か、店が先かは迷宮入りですが… そこにお互いを思い合う親子の愛情があることは間違いありません。
しかし、山あいの畑にはその愛情を妬む存在が… セイさん:「全部サルが食べていった」 愛情たっぷりの野菜はサルに食べられてしまうことも。 それでもセイさんは春から秋にかけてほぼ毎日、畑で野菜と向き合います。 セイさん:「おいしい野菜を作ってやりたい。『おいしかった、やわらかかった』と言ってもらえるとうれしいから」
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