RSK山陽放送
食卓には欠かせない食材、野菜が8月中旬の全国的な長雨の影響で値上がりし、家計を直撃しています。 価格の高騰はいつまで続くのでしょうか。 「レタスがちょっと最近すごく上がってきているので、ちょっと前までは99円、199円で売れてたものがちょっと299円になっちゃって、トマトも30日までは99円してたんですが、市場の値段が150円超えてる状況なので、これはびっくりしたかなっていう」。 岡山市北区に本部があるスーパー「グランドマート」です。 盆が明けてから、野菜が品薄で例年の半分以下に減っていると言います。 きゅうりに、トマトなど多くの野菜が、普段の2倍から3倍の価格で並べられています。 「高いものはちょっと手が出ないですよね」。 「子供がいるから、野菜はいっぱい食べさせたいし、でも高いからっていうのでちょっと困りますね」。 悲鳴をあげているのは、消費者だけではありません。 「これが被害にあった自分のレタス畑、全部廃棄といいますか、これは本来ならもうとってないといけないんですけどとれない状況になってます」。 8月中旬に降り続いた雨による日照不足や生育不良が原因で、40アール分のレタスが全て廃棄に。 収穫量は例年に比べ、約7割減りました。 雨のあと、新しく苗を植えましたが、大きく育つ9月中旬までは収穫できないといいます。 「例年ないような地域の長雨ということなので、もう技術的にどうこうできるというものではないのでただ諦めるしかない」。 たくさんの人を悩ませる、長雨の影響。 この状況を打破しようと、店では…。 「多くの野菜が高くなるなか、こちらの店では客に楽しみをと、様々な形のナスを安く提供しています」。 「やはり形とかは不揃いでもいいので、今のちょっと高騰してる高い野菜の時期に地域のお客様にお手軽に提供できるものを」。 普段から関わりのある地元の農家から直接仕入れたり、工場生産で安定しているキノコ類の価格を抑えるなど、店側も試行錯誤しています。 「やっぱりもう何とか、お野菜が早く成長して、お客様に買いやすい価格で求めたいんですけど、お店側としても今はなんとか踏ん張って頑張ってます」。 しばらく続きそうだという野菜の高騰。 これからの台風シーズンにさらなる被害がないことを祈るばかりです。
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