「自閉症の偏食」は避けて通れない
ご存じの通り、自閉症キッズたちの子育ては大変だ。前回は我が息子、がっちゃんの「こだわり行動」のひとつであるシュレッダーがやめられない件についてお伝えしたが、今回は「食事の謎」についてお伝えしたい。
子育ての話といえば、発達障害に限らず「偏食」は避けて通れない。私が川崎市で運営しているアイムの放課後デイの生徒にもみられ、特に自閉症の生徒だと偏食は顕著に現れる。そしてなぜかみんな野菜嫌いだ。
息子のがっちゃんも、マクドナルドでビッグマックを頼むと全ての野菜を抜いてしまう。チーズバーガーの場合でも、真ん中に入っているピクルスと玉ねぎの粒をとりのぞいていく。
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遠足の昼食のときに私の隣に座ったある生徒は、ラーメンにネギが入っているだけで「食べたくない」といって、全部ひとつずつすくって取り出していた。
「えーこんな小さな野菜もダメなの??」と、驚いたが、後日、がっちゃんも同じことをしていたので笑ってしまった。
この生徒は味覚がとても敏感で「安定した味」を求めるところがあり、カレーは母親の作ったもの意外は食べられなかったり、大好きなチキンナゲットも、特定の冷凍食品メーカーものでないと食べない。
偏食の多い子どもたちに共通しているのは、どの子も炭水化物はオッケーなところだ。おにぎりやごはんが嫌いだ、という生徒にはまだ会ったことがなく、そしてみんな漏れなく麺類やピザも大好き。
ただピザのトッピングはほぼ全て取り除いてしまう。がっちゃんもペパローニ以外は全て手でつまんで取り除いてしまう。彼らを見ていて分かったことだが、その好き嫌いには「味」のほかに「触感」も関係しているように思われる。特に野菜なんかは「変な葉っぱ」ぐらいにしか感じないのだろう。
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