四国各地の料理を家庭で再現してもらう「四国キッチン」。今回は高知でとれる野菜の上にかつお節をまぶしたピザ「土佐ゲリータ」です。本場イタリアの国旗を表現するバジル、チーズ、トマトのみのマルゲリータと違い、ナスやピーマンなど夏野菜をたっぷり入れます。(大家広之)
〈1〉具材を切る
1枚のピザを6等分すると想定して、具材は六つに切ります。ピーマン、ナス、ニンニクは輪切り、トマトはいちょう切りに。タマネギは薄くスライスします。
〈2〉生地にソースを塗る
市販のピザ生地でOK。小麦粉を練って自作する場合は薄めの生地だと腹がふくれすぎません。生地を小さめのまな板に移し、トマトソースを弧を描くように塗り、外側は5センチほど空けておきます。ソースは、味が濃くならないよう、ピザソースよりパスタ用のトマトソースがおすすめです。
〈3〉具材をのせる
ソースの上にタマネギを敷き、ナス、ピーマン、トマトの順番で具材をのせます。ナスを下にすると、焼いた時にトマトやチーズのうまみを吸ってとろけるような食感に仕上がります。さらにちぎった大葉とニンニクをのせて、チーズは焼いたら外に広がるので、中心に盛りましょう。
〈4〉仕上げ
230度に熱したオーブンで8分焼きます。刻んだアオサノリとかつお節をふりかけ、カットすれば完成です。
〈5〉食パンでも
大きなオーブンがない場合は、食パンでピザトーストにするのもいいでしょう。具材を1センチ角のさいの目に切り、オリーブオイルで先にいためておけば、生焼けの心配はありません。オーブントースターで短時間焼くだけで簡単に調理できますよ。
「1切れで高知の味覚を丸ごと楽しめる」と考案したのは、高知市で創作料理店「イコッカ」を営む穂積豊さん(44)。
「ピーマンとパプリカ、ナスとズッキーニ……。高知とイタリアは名産の野菜が似ていてチーズと相性抜群」。2018年10月、開店を後押しする看板商品として、名前にもこだわった。四万十川のアオサノリやかつお節とニンニクを加えて、より高知らしくなった。
ピザのPRに力を入れる「ピザ協議会」(東京)によると、マルゲリータとはイタリアの王妃の名前。1889年に王妃がナポリを訪れた記念に、ピザ職人が考案したのが起源と伝わる。同会事務局は「ご当地ピザはいろいろありますが、名前が面白いですね」とする。
穂積さんは「具材を細かくすると、野菜嫌いな子どもも食いつくかも」と自信を見せる。
■材料=1枚(2、3人分)=ピザ生地1枚/トマトソース大さじ4杯/タマネギ4分の1個/ナス1本/ピーマン1個/トマト2分の1個/ニンニク1かけ/大葉1枚/シュレッドチーズ50グラム/アオサノリ少々/かつお節少々
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