300年続いた急須に急先鋒あらわる。
あたかもコーヒーのように、日本茶をドリップする沈殿抽出式ティードリッパー「刻音(ときね)」。これはいつものように急須で淹れるのとは違い、お茶本来の美味しさ、香り、旨み、渋みを誰にでも簡単に、そして最大限に引き出せる茶器として作られました。
日本茶は茶葉をあまり揺らさない
日本茶の歴史を調べた上で開発したというこのドリッパー。たとえば紅茶は、ポットの中で浮き沈みする「ジャンピング」をさせるのですが、日本茶は茶葉をあまり揺らさない淹れ方が良いのですね。そして「刻音」から落ちる水滴の音が時を刻み、現代人に癒やしを与えるよう考えられています。
500回の試作を経て完成
100年続いた釜屋で作られる新しい製品というのも面白いところ。完成まで2年をかけ、作った試作品は500回というこだわりよう。素材は陶器と磁器の良さを併せ持つ「半磁器」で、これは強度と耐熱性を持っています。また風味を損なわせないため、金属部品は不使用というこだわりで作られています。
千利休がこれを見たら、何と言うでしょうか? お茶を淹れることが楽しみになる茶器「刻音」は、公式サイトより5,500円でお買い求めいただけます。美味しい新しい、癒やしのティータイムを楽しみたい方はぜひ。
からの記事と詳細 ( 水滴の音に癒やされる。コーヒー式で日本茶を淹れるドリッパー「刻音」 - ギズモード・ジャパン )
https://ift.tt/3jLqS5x
No comments:
Post a Comment