天皇陛下が内外に即位を宣明する「即位礼正殿の儀」に合わせて、世界各国のリーダーらが祝意を表している。海外メディアも高い関心を持って好意的に報道した。
ドナルド・トランプ米大統領は22日、「米国民を代表し、妻のメラニアとともに日本国民に心からの祝意を贈ります」「令和時代は、米国と日本の友情がかつてなく強い時期に到来しました。両国のパートナーシップはインド太平洋地域と世界の平和と繁栄に向けた揺るぎない柱です」とする声明を発表した。
中国の王岐山国家副主席は同日、麻生太郎副総理兼財務相と会談し、即位の礼開催への祝意と、台風19号被害に対するお見舞いの言葉を伝えた。同国外務省の華春瑩報道局長も記者会見で「両国関係が引き続き健全に発展するよう望む」と述べた。
英国のBBC放送(電子版)は、朝からの激しい風雨が即位礼正殿の儀が始まるころに収まったと報道。「東京の空に虹が現れた」とするSNSの投稿写真や、皇居周辺に駆けつけた男性の「歴代の天皇陛下よりも身近に感じる」という声を紹介しながら、祝賀ムードを伝えた。
フランスのルモンド(電子版)は、「いくつもの言葉を話す天皇、皇后両陛下は初めてだ」と報道。上皇陛下と同様に平和を希求される一方、「現代的で国民と打ち解けたスタイル」をお持ちのようだと評した。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は外交ルートを通じて天皇陛下に親書を送達した。韓国政府関係者が明かした。同国の李洛淵(イ・ナギョン)首相は「即位礼正殿の儀」に参列後、「大変荘厳な日本の歴史と文化を感じることができた」と記者団に感想を語った。
2019-10-23 06:30:23Z
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/191023/dom1910230009-n1.html
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