神戸市立東須磨小学校の教諭4人によるいじめ問題で、神戸市が加害教諭の給与の支払いを差し止めるため、条例を改正する方針を固めたことが、関係者への取材でわかった。4人に給与の支給を続けていることに批判が高まっているためで、開会中の市議会に条例の改正案を提出する方針。
市教育委員会は、これまでに加害教諭4人(30歳代の男性3人と40歳代の女性1人)が、男性教諭に暴言や暴行を繰り返していたほか、激辛カレーを無理やり食べさせるなどしていたことを認定。「児童の前に立たせるべきではない」と判断し、今月1日から事実上、自宅謹慎を命じている。
現状は自宅謹慎の制度がなく、有給休暇として扱っており、4人には給与や手当が支払われている。こうした対応に市民から苦情が相次ぎ、市は職員が重大な不祥事を起こした場合、正式な処分が決定する前でも、給与の支給が停止できるよう条例を改正する必要があると判断した。
市教委は加害教諭に対して処分前の自主退職を認めないことも決定。自ら退職した場合、退職金が支払われるためとしている。
2019-10-24 06:40:00Z
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191024-OYT1T50226/
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