私が初めてギリシャヨーグルトと出合ったとき、“いかにも健康食品”といったような食べづらさがなく美味しいと感動した。初夏の暑い午後にイチゴと組み合わせデザートだったのだが、この組み合わせは悪くないと思ったことを覚えている。ただ、無脂肪バージョンは別。その味わいは慣れ親しんだまろやかで砂糖たっぷりのヨーグルトの包み込むような甘さとはほど遠く、吐き気を覚えたほど受け入れがたいものだった。ギリシャヨーグルトを敬遠する人が多いのは、このキツい酸味と滑らかさに欠ける口当たりのせいではないだろうか。ギリシャヨーグルトはダイエット効果が高いためボディビルダーに広く食べられているイメージがあるが、ヘルシーなだけでなく日中のおやつタイムに美味しいデザートとしても楽しめる優れものだ。
ギリシャヨーグルトを食べるメリットは?
ギリシャヨーグルトは、牛乳をヨーグルトにする過程で、通常のヨーグルトよりも発酵のステップとろ過のステップを1つ多く経るため、より濃厚でクリーミーに仕上がる。その結果、摂取カロリーは高くなるが、脂肪とタンパク質のバランスが取れているため満腹感が増し、味もまろやか。ただ、ダイエット目的として最も人気のある脂質0%ギリシャヨーグルトは脂肪分がないためカロリーは明らかに低いが、その結果、ソフトヨーグルトというよりクリームチーズのような味わいに。
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ギリシャヨーグルトを食べるメリットとして挙げられるのは、主にタンパク質の含有量の多さ。糖尿病患者や乳製品アレルギーの人でも食べられる場合があるほど、糖分と乳糖の含有量が低い(ないわけではないが)という特徴がある。また乳酸菌としても知られるプロバイオティクスは、腸内フローラのバランスを整え、ビタミンやミネラルの体内吸収を促進し、代謝のバランスを整え、腹部膨満感を軽減する。さらにギリシャヨーグルトには、カルシウムをはじめとするミネラルのほか、水溶性ビタミンB群やビタミンA、満腹感を高めて間食を減らせるロイシンというアミノ酸が豊富に含まれているといったように、とても栄養価が高い。
朝食にギリシャヨーグルトを食べると空腹感が減る理由
ギリシャヨーグルトを朝食に食べると、一日の始まりから良質なタンパク質が摂取でき、血糖値の上昇を抑えることができる。もし毎朝、カプチーノとクロワッサンだけというような簡単なもので済ませている人がいたら要注意。こういったタイプの朝食は消化されるために体を疲労させ、本当に必要なときにエネルギーと注意力を低下させるプロセスを経る複雑な糖分が豊富に含まれているし、体型を維持するためには毎日繰り返すことはおすすめできない。しかしギリシャヨーグルトは、カプチーノやクロワッサンクリームのような満足感を得ながら、夜間断食後の血糖値上昇の原因となる糖質をカットできるため、バランスのとれた朝食の要に。私の経験上では、ストイックなダイエットをする代わりに、シリアルや果物、天然のナッツバターなどを加えたり、ビスケットをトッピングするなど新しい組み合わせを試し続けて以来、朝食後1時間経ってもお腹が空かなくなった。
フルーツからオムレツまで。ギリシャヨーグルトの酸味を和らげる、ユニークなレシピをお試しあれ
ギリシャヨーグルトを敬遠する人は多い。脂肪分が少ないほどフレッシュチーズの味に近くなりますが、ギリシャヨーグルトは実はそんなに酸っぱいわけではない。そもそもギリシャヨーグルトは、濃厚で非常に用途の広い食品として生まれたものだ。だからこそ、あらゆるバリエーションを試し、味わって、あらゆる料理に幅広く使えることを理解すればより楽しく取り入れられるようになる。
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甘いバージョンとして、蜂蜜とナッツを振りかけた伝統的なレシピでギリシャヨーグルトを十分に味わうための組み合わせを楽しんで。ジャムやチョコレートはもちろん、イチゴやベリーなどの季節のフルーツからマンゴーやパパイヤなどのトロピカルフルーツまで、あらゆる種類のフルーツを組み合わせて。また、こういった食材を使ってスムージーにするのもGOOD。
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また、ギリシャヨーグルトにほうれん草のみじん切り、ニンニク、レモン、サフランといった野菜を混ぜ合わせれば、食欲をそそるアペリティフが完成する。ギリシャヨーグルトは、オムレツなどに加えると、タンパク質が豊富になりクリーミーな仕上がりになる。また、パンケーキには、バターや卵の代わりに使ってスポンジ状の生地を作ったり、上級者ならベーグルを作るときに加えると生地のふんわり感を損なうことなく、より軽い仕上がりになるので是非試してみて。
Text: Di Irene Clltrinari
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