「子どもたちに旬の野菜のおいしさを知ってもらおう」。岡崎市東阿知和町の農産物直売所「おかざき農遊館」に出品する地元農家が今月から余剰野菜などを、子ども食堂を運営するNPO法人に提供し始めた。月に二回、農遊館で渡す。 (四方さつき)
農遊館に設置されたコンテナには二十七日、ニンジン、ジャガイモ、トマトや水菜などたくさんの野菜が集まった。ブドウ園を経営する柴田若江さん(64)は「たくさん手に入ったから」と、あく抜きしたワラビも持参。引き取りに来た子ども食堂のスタッフは「これだけあれば、いろんな料理ができる」「下処理して冷凍したり、乾燥野菜にしたりして大切に使います」と喜んだ。
同様の取り組みが「道の駅藤川宿」(岡崎市藤川町)で行われているのを知った柴田さんが、約三百三十人が参加する農遊館の産直部会に提案。農家らも快諾し、NPO法人葵風(あおいのかぜ)(岡崎市伊賀町)への提供が決まった。
葵風は、毎月第三土曜日に同市岩津町で子ども食堂「いちほし小町」を開くほか、第四金曜日には困窮者や独居の高齢者らに食料品を無料配布している。農遊館の産直部会は、この月二回の活動に協力することになった。
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