友人がSNSに、街で偶然ラオスのコーヒーの店を見つけたと書いていた。写真をみれば、見覚えのある風景。綾西公園(京都市下京区)向かいの路地、うちの近所だ。
ラオスのコーヒーとは聞いたことがない。一度のぞいてみることにした。
店主の柔らかな笑顔に誘われ、思わず「ラオスと何かご縁があるのですか」と尋ねる。その答えは、なんと「象」だという。
ラオス人民民主共和国と日本の国交樹立60周年を記念して、平成26年、ラオス政府から京都市にアジア象の子供4頭が寄贈された。それに先立つ平成22年には、在京都ラオス人民民主共和国名誉領事館が開設されており、さまざまな団体による「象への恩返しプロジェクト」が敢行されることになる。
縁あってラオスを訪ねた店主のメリ早紀子さん(51)は、かの地においしいコーヒーがあることを知り、地元京都の人に紹介したいと思い立った。店で扱うのは、吟味を重ねたラオス南部、標高1200メートルのボラベン高原にて無農薬で栽培された高品質のアラビカ種。首都で良質の豆のみを丁寧に選別、焙煎直後に鮮度を保って空輸する。
店頭には、コーヒーに合う天然酵母のパンや、しっとり甘さ控えめのブラウニー、スコーンなど焼き菓子が並ぶ。どれも丁寧に作られたことがよくわかる、雑味のない優しくすっきりとしたお味だ。テークアウト店舗の営業は水木金土で、天然酵母パン教室も手掛ける。休みの日は、口コミで広がる「お取り寄せ」対応に忙しい。
からの記事と詳細 ( 【通崎好みつれづれ】古都のラオスコーヒー店 - 産経ニュース )
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