以前、クックパッドニュースで「卵が引き起こす食中毒の危険性」についてお伝えした際、名前が挙がった「サルモネラ菌」。汚染される主な食品は卵だけでなく、実は肉類や野菜、うなぎなどの水中生物にも潜んでいるのです。最近はサルモネラ菌による食中毒は減ってはいるものの、全くなくなったわけではありません。今一度「サルモネラ菌」を正しく理解して、おいしく安全な食事をめざしていきましょう。
乾燥や低温にも強い「サルモネラ菌」
サルモネラ菌は、鶏、豚、牛などの動物の腸管や河川、下水など自然界に広く分布している細菌です。熱に弱いため、加熱すればほとんどの菌が死滅しますが、乾燥や低温にも強く、冷凍しても死にません。しかもサルモネラ菌は、腸炎ビブリオ菌や黄色ブドウ球菌と比べて、それほど多くない菌量でも感染し発症する場合もあります。 ◎サルモネラ食中毒の症状は? 菌に汚染された食品を食べてから12~48時間で、食中毒の症状が発症します。主な症状は腹痛、下痢、発熱、嘔吐などで、時には脱水症状を伴います。症状に差がある場合もあり、抵抗力の弱い幼児や高齢者では注意が必要です。 ◎卵だけじゃなく、肉にも「サルモネラ菌」がいる!? 汚染される主な食品は卵、肉類や野菜、うなぎ、スッポンなど。卵に関しては、基本的に生のままでも食べられる安全な食品です。最近は衛生管理もしっかりされており、サルモネラ菌自体が卵から検出されることはほとんどありません。それでもまれに1万個に3個くらいは検出されることがありますが、その場合、卵の殻についていることがほとんどで、中で繁殖しているケースはあまりないため、新鮮で殻にヒビがないものを冷蔵庫で保管し、期限表示内に食べれば心配はないでしょう。 ◎卵の正しい保存方法 卵を割った状態で放置したり、割れたまま冷蔵保存することは避け、割ったら直ちに料理しましょう。加熱したものは常に温かく、冷やして食べる料理は常に冷たくすることを心がけてください。加熱したからといって過信せず、なるべく早く消費しましょう。
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