さいたま市でヨーロッパ野菜の生産・普及に取り組むグループ「さいたまヨーロッパ野菜研究会」(ヨロ研)が二十六日、農林水産省の「味の匠(たくみ)応援プロジェクト」で特別賞を受賞した。
プロジェクトは、新型コロナウイルスの影響を受ける料理人と産地がチームを組み、地域の食材を生かした新たな産品やメニューの開発を表彰するもの。新規性や事業としての実現性などが審査のポイントで、ヨロ研は「規格外のヨーロッパ野菜を使った季節のミネストローネベース」で受賞した。栽培が難しいヨーロッパ野菜は規格外の製品が出やすく、有効活用を考える中で考案したという。
商品化について、審査委員の感想は「売れそう」で一致。受賞したミネストローネベースの販売は、今後ヨロ研のホームページで公表する予定という。
ヨロ研会長でレストランなどを経営する北康信さんは、オンライン表彰式で「多くの野菜を加工することで季節を問わず消費者に届けられ、持続可能な農業の取り組みになると確信している」と喜びを語った。 (前田朋子)
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