日本に住む中国系の友人たちと、年末にZoom忘年会をやった。本来なら、「飲み会の席の話」など公開すべきでないのだろうが、非常に興味深かったので、実名を伏せる形で、そのエッセンスをお伝えする。記者・・・中国紙東京通信員(50代女性)、社長・・・電機メーカー社長(50代男性)、運転手・・・タクシー運転手(40代男性、彼のみ数年前に日本に帰化)の面々である。 ■ 「コロナ感染拡大の日本、どうなっているんだ?」 記者:つい最近、羽田雄一郎議員急死の記事を書いて、本国に送った。この53歳の国会議員の一件は、中国でもかなりショッキングなニュースとして伝わっている。それは、羽田議員が中国で割と知られた羽田孜元首相の息子だからというより、「日本ではいまだに新型コロナウイルスで、国会議員も死ぬくらい恐ろしいことになっている」と、中国人が再認識したからだ。 社長:本当に、最近の中国では、新型コロナウイルスのニュースというと、二つことが目に付く。一つは、ヨーロッパで見つかった変異種の話。もう一つは、「隣の日本では、本日もまた、過去最高の感染者数を記録しました・・・」。いまや中国人も、「日本は一体どうなっているんだ?」と疑心暗鬼にかられている。 運転手:私も親不孝で、中国に住む両親にあまり連絡をしていなかったが、最近はほぼ毎日、向こうから心配して微信(WeChat)の電話が来る。「そんな恐いところ(日本)に住んでいないで、早く帰ってきなさい」と言われる。
記者:これは内政干渉になるからあまり言いたくないが、日本は国民が政府に対して自由にモノを言える国なのに、なぜ反乱を起こさないのか不思議でならない。菅義偉首相と小池百合子都知事は、国民・都民の生命と安全をきちんと守れないのだから、明らかに無能な指導者ではないか。 ■ 「中国から日本への出張は『決死隊』」 社長:日本という国は、平時はとても過ごしやすいが、有事になると、まるでダメ国になるね。日本政府がやっている「COCOA」(新型コロナウイルス接触確認アプリ)なんて、中国の「健康コード」と較べると、オモチャみたいだもの。おまけに、日本人の2割くらいしか入っていない(注:厚生労働省のHPによれば、12月28日現在のダウンロード数は約2245万件)。 来月、上海の取引先の会社の人たちが、契約書の更新のため、来日することになっているが、社内では「決死隊」と言われているんだとか。菅政権は「ハンコ廃止」なんて言っているけど、日本のビジネス現場はまるで変わっていない。進歩したのは、テレワークが普及したことくらいだ。 運転手:コロナのせいで、今年の売り上げは、昨年の半分強に落ち込んだ。旅行会社に勤めていた妻はクビになった。でも、これだけコロナが騒がれていても、同僚のタクシー運転手でコロナに感染した人はいない。われわれは客を選べないけれど、満員の通勤ラッシュの電車に乗ることもないし、日本にも意外に安全な職業があると再認識している(笑)。 *写真はイメージ 社長:私の場合は、中国がコロナでパニックになった3月くらいまでが、一番苦しかった。もう「マスク密売業者」に転身しようかなと思ったりもした(笑)。でもそれ以降は、徐々に業績が回復してきた。夏以降の中国の景気の回復ぶりは驚くものがある。世界の主要国の中でも、今年プラス成長する国は中国だけだとか。やはりわが民族には、「爆買いDNA」が宿っている(笑)。
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