車に乗ったまま農畜産物詰め合わせセットなどを購入できるドライブスルー販売＝宮前区のセレサモス宮前店で
「朝採れた新鮮野菜をドライブスルーでどうぞ！」－。ＪＡセレサ川崎の大型農産物直売所「セレサモス宮前店」（川崎市宮前区）で、利用者の密集、密接を避けるため、農産物などのドライブスルー販売を始めた。地場産の新鮮野菜を扱う同店だからできる販売方法で、利用者らは「新鮮さは信用しているから安心し、安全に購入できる」と喜んでいる。 （安田栄治）
同店では、市などによる外出自粛要請が続く中で、逆に客足は例年より伸びているという。担当者は「コロナの感染拡大により、食生活ではより新鮮な野菜を求める気持ちが高まっているようで、地場産の野菜などを手に入れようとする動きが盛んになっています」と説明。営業時間が短縮され、閉店時間が午後六時から同三時に繰り上げられたことも、客足の集中につながっているようだ。
農産物などの購入の際は、手にして新鮮さなどを目で確認するケースがほとんど。生産者が毎朝採れたばかりの農産物を納入するシステムの同店だからこそドライブスルー販売が可能になるという。
販売初日となった二十一日に購入した中原区の無職原芳憲さん（７３）は「普段は女房と二人で来ているが、これからはドライブスルーの利用も多くなると思う。ここはいつも新鮮な野菜ばかりだから品質は信用している」と車内に運ばれる野菜に目を細めた。
購入できるのは三種類のセットで（１）トマト、ネギ、ホウレンソウにタマゴなど十一品目の地場産農畜産物詰め合わせ（価格は税込み二千円）（２）セレサモス特選米二キロ（同千円）（３）地元飲食店の惣菜（そうざい）（同千円）。セットは複数でも購入できる。
当面は試験販売の形で、二十八日と六月四日の二回、午後三時～同四時半に実施する。購入はすべて事前予約制で先着三十人。販売日の二日前の午後四時までに電話で申し込む。問い合わせ、申し込みは平日の午前九時～午後四時までで、販売統括センター＝電０４４（８７７）２２２０＝へ。
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May 24, 2020
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＜新型コロナ＞川崎の朝採れ野菜 ドライブスルーで 宮前のセレサモスで販売：東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞
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