期末試験の前日に問題のヒントをツイッターに投稿したとして、兵庫県教委は26日、県立高校に勤務する40代の男性教諭を戒告の懲戒処分とした。男性教諭は日ごろから、ツイッターで生徒らから授業について質問を受けるなど有効活用していたが、県教委は今回の行為は「試験問題の漏えいに当たる」と判断した。
県教委教職員課によると、男性教諭は1年生の「社会と情報」の科目を担当。7月4日に授業で教えた「JISコード」に関し、英数字の文字列をツイッターに投稿。これを解読すれば、翌5日にあった同科目の試験問題のヒントになった。後日、保護者の一人から「事前に問題を教えたのではないか」と指摘があった。
男性教諭は4月の授業で生徒らにアカウントを公表し、普段から授業の復習になる内容を投稿したり、生徒からの質問に答えたりしていた。今回は自ら試験問題を作成しており「(投稿を)試験に生かしてほしいとの思いもあった。気の緩みで反省している」と話しているという。
教育現場でも、連絡網や非常時の安否確認などで、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の活用が増えている。県教委は「生徒との個人的なやりとりは控えるように」と規則を定めているが、事務連絡や学習に関するやりとりは制限していない。今回の処分について、同課は「入試問題なら影響が大きく、厳しく対応した」と説明している。【春増翔太】
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2019-11-26 09:32:34Z
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