首相主催の「桜を見る会」で、菅義偉官房長官と反社会的勢力とみられる人物が写真撮影した疑いが浮上している問題で、菅氏は28日、記者会見で改めて報道陣の質問に答えた。自身の責任については回答を避け、招待者名簿のデータ復元の可能性は否定。終始あいまいな回答が多く、依然不透明さが残る。主なやりとりは以下の通り。【統合デジタル取材センター】
出席者調査「一般論で、必要な場合は個別に警察に聞くことも」
――桜を見る会について。昨日長官は会見で、出席者について反社会的勢力と確認していないということだったが、少なくとも反社会的勢力とみられるという疑念を抱かれる人物が桜を見る会に出席していたことへの責任はどう考えるか。
◆繰り返しになりますけど、調査等についてセキュリティーに関することであり、お答えは差し控えたいというふうに思います。また、一般論として、必要な場合は個別に警察に聞くことはありえます。
反社会的勢力「面識ない」
――一般的には、企業の会社員や公務員、芸能関係者などが反社会勢力とみられる人物と接触の事実が明らかになった場合、所属する団体の内外からの調査・確認や一定の制裁が科されるのが今の世の中かと思うが、政府としてはこうした社会通念は適用されるか。
◆あの、具体的に、桜の会に来られたということの内容ですか……。あのー、私これについて申し上げていますけども、桜の会の会場におきまして、私、多くの方と写真撮影をし、参議院で質問された時、その、反社勢力ということでありましたけれども、まあ私自身は、その方と面識はないという話はさせていただきました。そういう中で、個別対応については、セキュリティーに関することであって、お答えは差し控えたいというふうに思いますが、一般論として先ほど申し上げたように、警察に聞くことはあり得る。ですから、仮定のことについて答えることは控えたいというふうに思います。
――政府としてはこれまでも桜を見る会に反社会的勢力が招待され、参加していたかを調査する考えはないのか。それとも調査をしないというより、昨日言っていた定義の問題などもあって、そもそも調査が困難、不可能という認識なのか。
◆私自身、今申し上げましたけれども、これは調査についてはセキュリティーに関することであり、お答えは差し控えたいと思います。そして一般論として、必要な場合は個別に警察に聞くことはあり得ます。
また、桜を見る会の招待数について、いただいた推薦をもとに、内閣官房、内閣府がとりまとめているわけですけども、基準が曖昧だとか結果としていろんなご指摘をいただきました。そういう中で、今後招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討して、予算や招待人数、こうしたことも含めて全般的な見直しを幅広く意見を聞きながら行っていきたい、こういうふうに思っています。
反社会的勢力「定義が定まっていない」
――昨日、長官会見で反社会的勢力の定義について、一義的ではないと言っていたが、2007年に政府の犯罪対策閣僚会議がとりまとめた指針では、暴力団やその関係企業、総会屋、詐欺グループなどを挙げて、暴力、威力、詐欺的な手法を駆使して経済的利益を得ようとする集団または個人というような記述があるが、これは定義には当たらないのか。
◆あの、今言われたように犯罪対策閣僚会議ではその通りにしてます。ただ、さまざまな場面で使われることがあり、定義が一義的に定まっているわけではない、こういうふうに申し上げました。
――先ほどの招待基準の見直しについてだが、今回は反社会的勢力が参加していたとの疑惑や総理の支援者が優遇されていたとの指摘も出ている。本格的な検証をする上ではこの問題点を整理する上で、参加者名簿が不可欠ではないかと思うが、認識はどうか。
◆あの、この名簿の件につきましても、いろいろご指摘をされていただいてます。まああの、そういう中で先ほども申し上げましたけれども、桜の会全体についてですね、いろんなご指摘をされ…
2019-11-28 08:12:00Z
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