結果的に食事制限や暴力に加担・容認
船戸優里被告;
私がちゃんと結愛と親子関係を築けず、私が結愛に聞いてあげられませんでした。
東京・目黒区で起きた船戸結愛ちゃん虐待死事件で、保護責任者遺棄致死の罪に問われている、母親の優里被告。
9月6日の被告人質問では、自身の責任について口にするとともに、夫・雄大被告に逆らうことができなかった当時の心境を語った。
優里被告;
結愛に近づくと雄大(被告)の機嫌が悪くなるので、結愛には怖くて近づけませんでした
検察官;
なぜ結愛ちゃんの体重制限を止めなかったんですか?
優里被告;
私の責任です。私が雄大(被告)を恐れて、結愛にもここで(食事を)あげないほうがいいんじゃないかと思いました
雄大被告による食事制限や暴力に、結果的に自身も加担し、容認していたことを認めた優里被告。
このほか、雄大被告に「結愛を連れて逃げても、俺には全国各地に友達がいる」と言われ、殺されるかもしれないと感じたことを明かした。
更に事件の2か月ほど前、香川県から東京に引っ越したあとも、周囲に助けを求めることができなかった理由については…
優里被告;
東京行きが近づくにつれて、雄大(被告)の機嫌が良くなって直ったと思っていました
検察官;
児童相談所も、警察も、医療も助けてくれなかったと思っていますか?
優里被告;
私としてはああいう立場になって、助けを求める一言が言えませんでした。今思うと、私の行動すべてが結愛の死に結びついてしまいました
…と、泣きながら語った。
「どうしていいか分からない」と号泣
その後、行われた証人尋問では、優里被告の父親が証言台へ。
ーー結愛さんはどんなお孫さんでしたか?
優里被告の父親;
気持ちの優しい真面目な子でした。“じいじ”と言って、ハグしたり、肩車したりしました
優里被告の父親;
優里(被告)と結愛の異常に気づいてあげられなかった。早い段階で私たちが知っていたら、それなりの対応が出来た。離婚するなり、切り離すなり…
優里被告の父親は時折涙を流しながら、娘が刑期を終えたあとは同居し、自立を支援すると述べた。
父親の証人尋問後、優里被告は「死んで償うことがいいのか答えが出ない。私1人が悪くて、どうしたらいいか分からなくて、助けてほしいんです」と号泣しながら訴えた。
優里被告への判決は、9月17日に言い渡される。
(「Live News it!」9月6日放送分より)
2019-09-06 11:03:00Z
https://www.fnn.jp/posts/00048081HDK/201909062003_livenewsit_HDK
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