大型で強い台風１７号は２１日、沖縄県の一部を暴風域に巻き込んで北上した。２２日夜に九州北部に接近した後、２３日以降は温帯低気圧に変わるが、勢力をほぼ維持したまま北日本に近づく見通し。台風１５号で被災した千葉県や伊豆諸島でもやや強い風や雨が見込まれており、気象庁は復旧作業を行う際は細心の注意を払うよう呼びかけている。
気象庁によると、台風は２１日午後９時現在、東シナ海を時速２０キロで北へ進んでいる。中心気圧は９７０ヘクト・パスカル、最大風速は３５メートル。
沖縄県渡嘉敷村では２１日明け方に最大瞬間風速４７・７メートルの猛烈な風を観測。台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、局地的に激しい雨も降った。宮崎市赤江では午前８時５３分までの１時間雨量が１０９・５ミリに達し、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表した。
九州や四国などの西日本では、台風の北上後も南から湿った空気の流れ込みが続くため、雨量が多くなる見込み。２３日午後６時までの２４時間雨量は、四国２００～３００ミリ、近畿１００～２００ミリ、九州北部１００～１５０ミリと予想されている。
2019-09-21 11:12:00Z
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190921-OYT1T50253/
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