2019年07月27日19時53分
京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで起きた放火殺人事件で、さいたま市見沼区の青葉真司容疑者(41)=殺人容疑などで逮捕状=の自宅から、京アニが制作に関わったとみられる作品のDVDが押収されていたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。同社との接点が確認されたのは初めてで、京都府警は押収品を分析し、事件との関連を調べる。
青葉容疑者が京都に到着した15日に、京都市内と、京アニ本社や関連施設がある京都府宇治市を行き来していたことも判明。府警は京都入り直後から同社施設の下見をしていた可能性があるとみて調べている。
捜査関係者によると、26日に行った青葉容疑者宅の捜索で、大きく破損した筒状の大型スピーカーのほか、京アニが制作に関わったとみられる作品のDVDやスマートフォンなどを押収した。
防犯カメラの映像などから、青葉容疑者が新幹線などで京都入りした15日午後2時20分ごろ、宇治市の京アニ本社付近を歩いていたことが確認された。約1時間後には、約1キロ離れた第1スタジオ近くのJR六地蔵駅から、京都方面行きの電車に乗っていた。同日夜は京都市内の宿泊施設に本名を名乗って泊まり、現金で料金を支払っていた。
青葉容疑者は事件後、大やけどで意識不明の重体となり、皮膚移植を受けるなどしたが、最近になってわずかに反応を示すようになった。
2019-07-27 10:53:00Z
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072700318&g=soc
No comments:
Post a Comment