今年も「鍋の季節」がやってきました。寒い夜は、1~2人前の「小鍋」で温まりながら、「おつまみ」で晩酌を楽しみたいですね。そこで、この記事では、大人気料理家の小田真規子先生の最新作『23時のおつまみ研究所』(ポプラ社)と、ロングセラー『まいにち小鍋』(ダイヤモンド社)から簡単&美味しいレシピを抜粋して紹介。おウチにある「玉ねぎ」を使って、「ミネストローネ風ビネガー鍋」(小鍋)と「オニオンスライス塩昆布ラー油」(おつまみ)を作ります。ぜひ、今日の晩御飯の参考にしてください!
まず、『まいにち小鍋』から、お酢とたっぷり野菜で疲労回復に効く小鍋レシピ、「ミネストローネ風ビネガー鍋」をご紹介します。
【材料】
じゃがいも(皮つきのまま1cmの輪切り、水にさらさない)…1個(150g)
赤パプリカ(1cm幅の短冊切り)…1/2個(80g)
塩…小さじ1/2
ベーコン(2~3等分に切る)…2枚(約30g)
にんにく(縦半分の薄切り)…1/2かけ
玉ねぎ(6等分のくし切り)…1/2個(100g)
トマト(6等分のくし切り)…1個(200g)
【スープ】
水…1・1/2カップ
【仕上げ】
酢…小さじ2
バター…10g
【たれ】
クリームチーズ(常温に戻し、よく混ぜる)…50g
塩…小さじ1/4
こしょう…多め
水…小さじ1
*クリームチーズがなめらかになったら、水を少しずつ加えて他の調味料を加える。
【作り方】
(1)鍋にじゃがいもとパプリカを入れ、塩をからめてから、玉ねぎ、にんにく、トマト、ベーコンを順に重ね、【スープ】を注ぐ。
(2)ふたをして中火にかけ、煮立ったら弱火にして10分煮る。
(3)【仕上げ】を加えさらに5分煮て、【たれ】をかけていただく。
続いて、『23時のおつまみ研究所』から、玉ねぎの鼻に抜ける強い辛味に、塩昆布のしっかりとした塩気と、華やかなラー油の香りが重なり、お酒の箸休めにちょうどいいおつまみレシピ、「オニオンスライス塩昆布ラー油」をご紹介します。
オニオンスライスといえば、かつおぶしに卵黄がのったあの形を想像するかもしれません。でもこのオニスラは、新感覚! 塩昆布とラー油、少しの酢を和えるだけで、「!!!」と目が飛び出るほどのおいしさなんです。作ってすぐでも、少しおいて玉ねぎがしんなりしてから食べてもおいしい一品です。
【材料】
玉ねぎ…1/2個(80g)
塩昆布…10g
酢…小さじ1
ラー油…10滴
【作り方】
(1)玉ねぎは薄切りにする。ボウルに入れ、水にさっとくぐらせて水気をきる。
(2)塩昆布、酢を入れて手でもみ、ラー油を加えて和える。
*この記事は、『23時のおつまみ研究所』と『まいにち小鍋』の一部を編集したものです。
小田真規子(おだ・まきこ)
料理研究家。栄養士。スタジオナッツ主宰。女子栄養大学短期大学部卒業後、香川調理製菓専門学校で製菓を学ぶ。「料理をすること」も好きだが、より「考えること」が好きで、度重なる試作・研究の末に、食材や調理の原理原則を独自に導き出して概念化し続けてきた。そのため、「作ると料理がうまくなるレシピ」と定評がある。それがきっかけとなり制作した著書『料理のきほん練習帳』(高橋書店)は、シリーズ60万部に迫り、料理レシピ本大賞in Japan 2014入賞もはたすロングセラーになったほか、『まいにち小鍋』(ダイヤモンド社)、『23時のおつまみ研究所』(ポプラ社)など著書は100冊を超える。
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