
キーコーヒーは、ふるさと納税の返礼品なしの寄付件数が増加するなど地元を応援したい気持ちにレギュラーコーヒーで応える。 9月1日、100~250gの中容量帯レギュラーコーヒー(粉)でトップシェアを握る「プレミアムステージ」から初のエリア向け商品となる「プレミアムステージ 九州エリア限定ブレンド」(180g)を九州エリア限定で発売する。
エリア限定品の展開について、4日発表した田中正登志R&Dグループグループリーダーは「当然、我々としては各エリアで展開していきたいと考えているが、まずはこの『九州エリア限定ブレンド』がお客様のニーズにしっかり合っているかを検証していきたい」と語る。 エリア限定品を後押しするのは“地元の飲食店を応援したい”といった地元に対する意識の変化にあるという。 阿部祐美子R&Dグループ設計第一チームリーダーは「新しい生活様式の浸透で行動が制限されるなど様々な変化がある中で、地元やご当地に対する注目度が高まっていると分析している」と説明する。 「九州エリア限定ブレンド」は、“あなたの住むエリアの街角にあるキーコーヒーの味わい”をコンセプトに、長年全国で営業活動を行っているキーコーヒーの強みを活かして、九州エリアの業務用市場における販売データと主要な喫茶店の味わいを分析して開発された。 「キーコーヒーの長い歴史と販売実績の経験を活かして商品設計したことが最大の特徴」と胸を張る。 同社は九州エリアのコーヒーでシェアシェアを握る。 中容量の家庭用レギュラーコーヒー市場では「プレミアムステージ」の「スペシャルブレンド」「モカブレンド」「キリマンジャロブレンド」の3品が売上上位を占めている。 「中容量レギュラーコーヒーの全売上の6割を『プレミアムステージ』を占めている状況。この高いシェアを活かして『九州エリア限定ブレンド』を投入することとした」という。
味わいについては「九州エリアにある地場のロースターやコーヒー専門店のブレンドコーヒーを分析し、当社の通常製品と比較しても浅煎りでライトな味わいを突き詰めた」。 パッケージ前面には九州をPRする「九州ロゴマーク」を記載して地域性を訴求していく。 なおインテージSRIによると、中容量レギュラーコーヒー市場は、昨今のおうち時間増加により19年4月から21年3月の期間、前年比 13%増と伸長した。 この要因については「特に家庭で仕事をするときに、せっかくだからおいしいコーヒーでスイッチを入れて仕事しようというような心理が働いている」との見方を示す。
からの記事と詳細 ( キーコーヒーから地元応援の気持ちに応えるレギュラーコーヒー 九州の地域特性を活かした「プレミアムステージ」新展開(食品新聞) - Yahoo!ニュース )
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