仙台放送
今年はお盆前から雨が続き、せっかくの夏休みが楽しめなかったという方も多いのではないでしょうか。こうした長雨と日照不足の影響が、いま夏野菜の値段にも出始めています。 宮城県登米市米山町の農業、久保泰宏さんです。年間に、およそ35トンのキュウリを生産しています。 久保泰宏さん 「実に養分がいかないと曲がってしまう」 今年は前半の早まきのキュウリが豊作でしたが、8月に入ってからの長雨と日照不足の影響で遅まきのキュウリの生育に遅れが出ています。 気象庁によりますと、登米市米山の最近10日間の日照時間の合計は23時間と平年の5割にも届きません。 久保泰宏さん 「キュウリはどうしても光を必要とするので、太陽の光が恵んでくれれば幸い」 その影響は店先にも…。 記者リポート 「本来であれば宮城県産のキュウリが並ぶはずですが、北海道産のキュウリが並んでいます」 青葉区にあるこちらの青果店では、県内産のキュウリが不足し、お盆明けからは北海道産を取り寄せています。輸送コストがかかる分、店頭での価格も割高になります。 今庄青果 高橋正洋 取締役 「地方の野菜に頼るより、仙台の採れたて野菜をうたい文句に売っているから、ガッカリ。テンションはがた落ち」 仙台市中央卸売市場のまとめでは、8月上旬まではむしろ例年より安い1キロあたり120円ほどだったキュウリの卸価格が、この数日間で200円近く値上がりしました。 例年、これから秋にかけて九州産の商品が流通し、価格の安定が期待できるキュウリなどの夏野菜。 しかし、今年は西日本の記録的な大雨も響き、食卓への影響はしばらく続きそうな見通しです。
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