さくらんぼテレビ
山形県最上地方では今、伝承野菜の収穫が最盛期を迎えている。新庄市では小学生がソフトボールの大きさにまで成長する「畑なす」の栽培に取り組んでいて、夏休み期間中も剪定や収穫に励んでいる。 新庄市本合海の畑地区に伝わる最上伝承野菜の一つ「畑なす」。最上川舟運の船着場があった本合海には、350年ほど前、北前船で京都から丸ナスの種が持ち込まれ、栽培が受け継がれてきた。現在は6人の農家が栽培を続けていて、地元・本合海小学校の子どもたちも、農家の畑を借りて10年ほど前から栽培に取り組んでいる。 (畑なす生産者の会 代表・松田佳佑さん) 「剪定していきます。切るのはこういう穴の開いた葉。虫に食われたこういう葉っぱ」 子どもたちは夏休み中も当番を決めて、実を大きくするための剪定作業や水やり、収穫作業を続けていた。 (本合海小5年・齋藤祥瑛さん) 「重たい。(後輩にも)受け継ぎたい。腐った葉は取り除くとかそういうことを下の学年に教えていきたい」 畑なすは大きいもので直径15センチにまで成長する。 (畑なす生産者の会 代表・松田佳佑さん) 「旨みや味が濃いので素揚げで一回食べてもらいたい。本音を言えば後を継いで作ってくれる人がいれば一番良いが『幼い頃畑なすを作ったな』『もう一回食べたい』と思ってもらえることが一番」 子どもたちは学校の花壇でも畑なすを育てていて、その隣では今年、3、4年生が金持ち豆や黒五葉豆などの伝承野菜の栽培も始めた。こちらは9月、収穫が始まる。
からの記事と詳細 ( 小学生が伝承野菜「畑なす」栽培に奮闘 山形県新庄市(さくらんぼテレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3gdDmCm
No comments:
Post a Comment