コーヒードリッパーと紙フィルターを使って、ハンドドリップで美味しいコーヒーを淹れるのは意外と難しいもの。そこで、誰もが簡単に淹れられる工夫を施したコーヒードリッパーをいくつかご紹介したい。
「Ready to(レディ トゥー)」シリーズは、マーナ(東京本社:東京都墨田区)がコーヒーのエキスパートとともに開発し、初心者でも手軽にハンドドリップが楽しめるアイテムで構成されている。そのひとつが「ドリッパー」だ。ドリッパーには、味の決め手となる蒸らしのタイミングの見極めを容易にする仕掛けが付いている。それがドリッパー下部のタンクだ。使う際は、静かにお湯を注ぎ、タンクにコーヒーが落ち始めたら、ここでお湯を注ぐのを一旦中止し、蒸らしの時間を設ける。そして15秒程度おいたらお湯を注ぐ作業を再開する。これで、ひと味違うコーヒーが完成する。またドリッパー内部のリブと呼ばれる溝も、ドリップの速度がゆっくりとなるようにらせんスロープを採用し、コーヒーの美味しさをアップするための構造になっている。価格は1,078円(税込)。
スタンスケープ(東京都世田谷区)の「コーヒードリッパー ケイブ リバーシブル」ドリッパーはシリコーン製で、ひっくり返して表裏2面が使用可能。しかも面によってリブのパターンが違い、コーヒーの抽出スピードが変化する。この各面を使うことで、異なる味わいのコーヒーが出来上がる。そんなドリッパーをしっかりと抑えるのが木製の「コーヒードリッパーホルダー ポンド3」。ドリッパーは小さくたためて携帯にも便利。このコンビを持って出かければ、どこででも美味しいコーヒーをいただけそうだ。価格はリブで味をコントロールできるドリッパーが1,100円、ドリッパーホルダーは1,650円(ともに税込)。
HARIO(本社:東京都中央区)の「V60 1回抽出ドリッパー MUGEN」の使い方は実にシンプルで、ドリッパーにコーヒーの粉の入った紙フィルターをセットしたら、あとはお湯を注ぐだけでいい。秘密は、ドリッパーのリブにある。ゆっくりと中心から渦状にお湯を注ぐと、お湯は同商品に配されている星形のリブをつたってゆき、コーヒーをゆっくりと抽出する。その結果、一般的な蒸らす作業はいらず、お湯をも1回だけ適量を注ぐだけで済む。価格は樹脂製が880円、セラミック製が2,200円(どちらも税込)となっている。
新タイプのドリッパーで淹れたコーヒーを飲み比べて、味の違いを楽しんでみるのもよさそうだ。
加藤 秀行[著] / 阪神 裕平[著]
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