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秋田県横手市は7月、市内のセブン-イレブン9店と連携し、規格外の野菜など横手産農産物を店内で販売する事業を始めた。地産地消の推進や廃棄削減につなげるのが狙い。
市役所前店では雑誌コーナーを縮小し産直コーナーを設けた。キュウリやシイタケ、ミニトマトなど17種類を割安で販売する。559円の小玉スイカ以外は173円に値段を統一した。
神谷昂太店長(32)は「近くのお年寄りに買ってもらっている。道の駅のように農産物を扱いたいと思っていたので事業に参加できてうれしい」と話した。
市職員で横手産品販売支援アドバイザーの山田亮介さん(49)が企画。国の支援制度を活用し4月から2年間の予定でセブン-イレブン・ジャパン(東京)から市に出向している。
農家から新たな販路を模索しているという相談を受け、近くのセブン-イレブンでの直売を提案した。山田さんは「店に直接納入すれば価格を抑えられる。店、農業者、客のそれぞれにメリットがある」と語る。
市内の農業者14人が出荷を担う。主にミニトマトを出す鈴木知行さん(39)は「形が悪かったり、小さかったりした規格外野菜の行き場がなく困っていたので助かる」と歓迎する。
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