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Tuesday, May 11, 2021

葛尾・野行地区でコメと野菜試験栽培 農地3カ所で5月から - 福島民友

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 東京電力福島第1原発事故で帰還困難区域となっている葛尾村の野行地区で、営農再開に向けた試験栽培が今月から始まることが10日、地元生産組合への取材で分かった。地区に設けられた特定復興再生拠点区域(復興拠点)内の農地でコメと野菜を栽培する予定で、地域再生に向けた大きな一歩になりそうだ。

 試験栽培を実施するのは、地元のコメ農家らでつくる野行農業生産組合。コメの作付けは今月22日を予定しており、地区の水田580平方メートルで実施する。県オリジナル品種「里山のつぶ」を植え付け、10月の収穫を目指す。

 野菜は9月ごろ、地区内の3カ所に計600平方メートルの農地を確保し、ブロッコリー、キャベツ、ホウレンソウ、コマツナ、カブの計5品目を栽培する。試験栽培のため、収穫したコメと野菜は放射性物質の検査後に全量廃棄する。

 野行地区は村の北東部にあり、約1600ヘクタールが帰還困難区域になっている。村はこのうち、主要道の周辺など約95ヘクタールを復興拠点として整備し、来年春の避難指示解除を目指している。

 生産組合の半沢富二雄組合長(67)は「解除後も試験栽培を続けることで農産物の安全を確認し、帰還した村民の安全・安心につなげたい」と述べた。

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