
夏野菜が終わり、秋に植える苗が続々と並び始めました。ホームセンターでよくみかけるのは、ブロッコリー、芽キャベツ、秋ナス、ねぎなど。春や夏のような華やかさはないですが、普段の食卓にも使えそうですよね。 ベランダでもプランターを使えば、手軽に家庭菜園を楽しめます。初心者の方もチャレンジしやすく、おすすめです。今回はガーデニング歴20年のLIMO編集部員が、秋からプランターで育てられる野菜についてご紹介します。
育てやすい秋冬野菜3選
今回紹介するのは、ブロッコリー、カブ、ホームオニオンの3種類です。 ブロッコリー ・アブラナ科 ・原産:地中海沿岸 ・品種:シャスター、グリーンビューティ、緑帝、緑嶺、スティックセニョールなど ・参考価格:(苗)200円前後 植え付け 今の時期、ブロッコリーは苗から育てたほうがカンタンに収穫できます。ホームセンターなどで苗を手に入れましょう。 ブロッコリーの品種に「頂花蕾・側枝兼用」という品種があります。私達が普段食べているのは、ブロッコリーの頂点にできる「花蕾(からい)」。それを収穫して摘心すると、次は側枝を伸ばして再び花蕾をつける品種です。 また、スティックセニョールなどに代表される茎ブロッコリーは次々に側枝がのびるタイプで、茎が長く小さな花蕾をつけます。好みに応じて、育てる品種を選んでみるのもいいですね。 ブロッコリー苗は、鉢の深さ、直径ともに30センチ程度ある深型のプランターに一株植え付けます。植え付けが完了したら、たっぷり水をあげましょう。 肥料 株自体が大きくなり、葉がしっかりと成長するまでは水をきらさないようにしましょう。 栽培中は肥料を適宜施します。油かすや魚粉、米ぬかなどが入ったぼかし肥やバランスのとれた配合肥料などを施すとよいでしょう。液肥でもかまいません。 収穫 植え付け後、一ヶ月くらいで花蕾ができます。前述した「頂花蕾・側枝兼用品種」だと、頂点に花蕾ができるので、10センチ程度になったら摘心して収穫します。 茎が太くなっているので、ハサミでは切るのが難しい場合があります。ナイフなどを使う場合は気をつけて切りましょう。 摘心することで、わき芽(側枝)がどんどん伸びていきます。わき芽の根元に花蕾をつけるので、こうなると一度にたくさん収穫できるようになります。 摘心を忘れて収穫適期をすぎると美味しく食べられなくなり、そのままにすると花が咲いてしまいます。 カブ ・アブラナ科 ・原産:ヨーロッパ、中央アジア ・品種:玉波、たかね、ゆきわらし、はくれいなど ・参考価格:(苗)100~200円前後、(種)200~400円前後 種まき 9月上旬~10月上旬が種まきの適期です。 深さは15センチ前後、幅は少し大きめの60センチ程度の横長プランターを用意して、種まきをおこないましょう。プランターに培養土を入れ、表面はならしておきます。 深さ1センチ程度の溝を10センチの間隔をあけて2列作ります。種は溝の中で重ならないように1センチ間隔でまき、覆土します。 種まき後は水をたっぷりあげましょう。発芽するまでは、土が乾かないように注意します。 間引きと肥料 カブを大きく育てるには、間引きは欠かせません。双葉がでてくるようになったら、間引きをおこないます。 隣の株と葉が接触していたらハサミでカットします。間隔は3センチくらいが目安。間引きをしたら、周囲の土を株元に寄せる「土寄せ」も忘れずおこないましょう。 そのあとも同じように、となりの株と葉が接触するくらいに成長してきたら間引きをします。生育の悪いものから、間引くようにしましょう。間引いた葉は食用にできます。 本葉が5~6枚ほど、株間が10センチ程度になったら、追肥を行います。その後も適宜、肥料を施します。 収穫 白い部分が大きくなって、5センチほどになればカブは収穫できます。収穫しないで放置するとスが入って、食感や味が落ちてしまうので忘れず収穫しましょう。 ホームタマネギ ・ヒガンバナ科 ・原産:中央アジア(諸説あり) ・品種:黃たまねぎ、サラダオニオン、ペコロス、ルビーオニオンなど 種から育てると大変ですが、タマネギの子球を使った方法なら、今の時期に植え付けて冬に収穫することができます。オニオンセットなどの名前でホームセンターで販売されています。 植え付け 手に入れた子球はできるだけ早く植え付けます。 深さは15センチ前後、幅60センチ程度の少し大きめの横長プランターを用意します。プランターに培養土を入れ、表面はならしましょう。10センチの間隔をあけて2列の溝を作ります。 隣りと10センチ強の間隔をあけて、子球の先(とがっている方)を上にして溝に植え付けます。首が土から少しでるよう、差し込むようにして植えましょう。そのあとはたっぷりと水をあげます。 植え付け後は1週間くらいで緑色の芽が出てきます。加湿しすぎると球が腐るので水やりには十分注意します。乾燥しすぎもだめなので、よく観察してお世話しましょう。 育てていく途中で、同じところから芽が2本出てくる場合がありますが、これは分球している可能性が高いです。育てても問題ありませんが、ひとつあたりの大きさは小さくなります。大きく育てないなら、他の株の根を傷めないように小さいほうを取り除きます。好みに応じて、対策しましょう。 肥料 植え付けてから1ヶ月後より、株元に肥料を施します。 収穫 10月に植え付けると翌春が収穫時期です。まっすぐに立っていた葉が倒れると収穫の合図。天気のよい日に掘り起こし、風通しのよい日陰につるして乾燥させます。
まとめにかえて
日当たりのよいベランダなら、野菜を育てて収穫することは可能です。 最初はうまくいかないこともあるかもしれませんが、続けるうちにわかってくることもたくさんあります。この野菜はだめだったけど、この野菜ならうまく育ったという経験も増えてきます。 育てて収穫する楽しみ、またそれをおいしくいただくのは家庭菜園ならではです。初心者の方もぜひチャレンジしていただきたいと思います。
LIMO編集部
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