
その安さと人気の理由とは。店の裏側を見せてもらった。開店前、各店舗にその日仕入れた野菜が届く。乗用車いっぱいに積み込まれ、この日はトマトだけで約150ケースを数えた。 安さの理由の一つが、この大量仕入れ。ひとつの店舗でこの量だが、深澤青果は2016年から店舗を増やし、現在5店舗を展開。まもなく6店舗目の元町店も開業する予定だ。全体の仕入れ量が増えることで、ひとつあたりの価格が抑えられる。 仕入れた野菜を小分けするのは従業員。自分たちで包装することで、経費をカットする。チラシも作っていない。コストを最小限に抑えることで安さを実現している。 包装が終わると、陳列を変える。この日は店頭に並んでいたキュウリの場所をずらし、大量に仕入れたトマトを並べた。手間ではあるが、見た目の印象を左右するだけに大切にしているポイントだ。 従業員の平均年齢は27歳ほど。人手不足の中でも、自然と若い人材が集まる。深澤社長は「八百屋の古臭いイメージを、若い人たちで変えたい。従業員が働きやすい環境、稼げる環境を常に考えている」と話す。若い人材の育成に力を入れて店舗を拡大。結果として、若い客も来るように。客が増えたことが、大量仕入れで価格を安くできるという好循環にもつながった。
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