16年間勤めた大手アパレル会社を退職し、下関市豊北町で青果販売店「あやさい」を営む一方、契約農家から仕入れた野菜をホテルや飲食店に届ける代行配送を手掛ける。
市内の中学を卒業後、19歳で神戸市に本社がある大手アパレル会社に入社。33歳の時に山口県内の数店舗をまとめる統括店長に選ばれると、商品説明や展示方法を刷新し、売り上げの改善に努めてきた。だが2020年、新型コロナウイルスの感染拡大で業界は不振に陥った。各社が在庫を抱え、安売り合戦を繰り広げる事態に不安を感じて同年9月に退職した。
農業と出会ったのは新しい仕事を探している時だ。「友人から『野菜を売ってみては』と言われて興味を持ちました」と振り返る。アパレル業界では時間が不規則で、長男の人和（とわ）ちゃん（4）に新鮮な野菜を食べさせてあげられなかったという思いもあった。
からの記事と詳細 ( ひと人山口：野菜の魅力を伝えたい 青果販売店経営・代行配送 宮崎綾子さん（36） ／山口 - 毎日新聞 )
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