1日の始まりをパンと一杯のコーヒーで始める人は多いだろう。その組み合わせ、じつはメタボ抑制に効果があるかもしれない──。
医学雑誌『Nurients』に10月11日に掲載された、「京都府立医科大学大学院」の医学研究科地域保健医療疫学の小山晃英氏らの研究結果は、コーヒーとパンを朝食にとることは、メタボリックシンドロームを抑制する可能性を明らかにした。
研究では、10万人以上の人々の健康状態を20年にわたって追跡し、生活習慣病の原因を検討する「J-MICC STUDY(日本多施設共同コーホート研究)」のデータを用いた。今回は、京都で登録された3539人を対象に、コーヒーと緑茶の1日の摂取頻度と、朝食にパンを食べるか否かを尋ねるアンケートを実施した。
このアンケートから、1日1回以上コーヒーを飲む人はメタボ率が低いことが判明。
また、コーヒーに加えて朝食にパンを食べる人のメタボ率はさらに低い一方で、緑茶を飲むか否かはメタボ率に対して大きな影響を及ぼさないこともわかった。
この結果に対し、小山氏らは「コーヒーのエネルギー消費を増やす作用」が関係している可能性を指摘。ちなみに、同研究からは、パンとコーヒーが相互作用しているかはわからないという。
コーヒーとパン、それぞれにさまざまな言説があるが、今後「これぞ、健康的なマリアージュ!」と断言できる組み合わせは生まれるのか、さらなる研究結果が明らかになるのを待ちたい。
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December 03, 2020 at 04:00AM
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【研究結果】朝食のコーヒーとパンは「メタボになりにくい可能性」 - TABI LABO
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