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Monday, December 7, 2020

石巻高生2人朝市企画 農家から野菜仕入れ販売 - 株式会社河北新報社

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 地元の高校生2人が自ら買い付けた野菜を販売する「100円朝市」が6日、石巻市中央2丁目のIRORI石巻であった。市内の農家から手弁当で仕入れた野菜を格安で売り、訪れた人々と交流しながら商品の魅力をPRした。

 石巻高1年の石川樹(たつき)さん(16)と平塚冬真さん(15)が企画し、まちづくり団体「ISHINOMAKI2.0」の教育プログラム「いしのまき学校」が協力した。

 9月に企画を立ち上げ、同市小船越の道の駅・上品の郷に野菜を卸す農家4件を訪ね、仕入れる野菜を決めるなど準備を進めてきた。

 大根や白菜、ホウレンソウなど旬の野菜を中心に、約15種類、計約150点を100円などの特別価格で提供。市内の朝市を見学して得たノウハウで、商品の魅力や食べ方などを紹介した。

 開始から約30分で9割以上が売り切れるほどの盛況ぶりで、平塚さんは「7割売れればいい方だと思っていた。こんなに人が来てくれるなんて驚きだ」とうれしい悲鳴を上げていた。

 石川さんは小学5年から中学1年まで、東松島市赤井地区で小中高生が運営する朝市を経験。「自分で企画するのは初めてだった。次回はもっと人を巻き込んで、さらに大きな規模で開催したい」と意欲を見せた。

 それぞれの小遣いで商品を仕入れた2人は、今回の利益を「次回の資金にしたい」と声をそろえる。

 「いしのまき学校」の担当者斉藤誠太郎さん(36)は「何の素地もないところから、ほとんど2人だけで開催までこぎ着けた。地域の方とのつながりができたことが一番の収穫だ」と話した。

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