
野菜相場の低迷が深刻だ。主要14品目の21日の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は1キロ100円で平年(過去5年平均)の3割安となった。10月としては2017年以来の低水準。各地で月前半の気温が高く増量が進んだ。新型コロナウイルス禍からの業務需要の回復も限定的で、今後も軟調相場が続く見込み。 10月は産地の切り替わりを迎える品目が多い。北海道で夏日となるなど各地で気温が上がり、終盤、後続産地とも増量。高値反動も重なり、平年並みだった月初から急落した。ニンジンやピーマンは平年の半値を付け、結球、葉茎菜、果菜も3、4割安と、土物以外は全面安の展開だ。 今週は急な冷え込みで販売環境に変化も出てきた。関東のスーパーは「鍋商材がようやく売れてきた」として、月末に向けて相場が上向く品目もありそうだ。ただ、卸売会社は「重量野菜は引き続き潤沢。果菜類も積極的に加温できるほどの相場に戻すのは難しい」と見通す。年間を通じて販売が低調となる時期に入り、全般的に軟調相場が続きそうだ。
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