農林水産省は6月30日、東京都中央卸売市場に出荷される野菜について、7月の生育状況および価格見通しを発表した。天候が順調であったことから、例年と比べて多くの野菜で生育が良好で、特に白菜、レタス、キャベツ(7月前半)が値下がりになる見込みという。
白菜、レタス、キャベツがお買い得
現在の生育状況については、根菜類の大根と人参は「平年並み」。葉茎菜類の白菜は「生育期の天候が順調に推移したため、生育が良好。また、肥大が進み、大玉傾向」、キャベツ・レタスは「生育期の天候が順調に推移したため、生育が良好」、ほうれん草とネギは「平年並み」。果菜類のキュウリ・なす・トマト・ピーマンは「平年並み」。土物類の馬鈴薯と玉葱は「平年並み」、里芋は「作柄が平年並み」にある。
7月の生育、出荷および価格見通しをみると、白菜とレタスは、生育が良好で出荷数量が平年を上回る見込みであることから、「安値水準で推移」すると予想。キャベツについても、7月前半は出荷数量が平年を上回るため、「安値水準で推移」するとみている。大根・人参・ほうれん草・ネギ・キュウリ・なす・トマト・ピーマン・馬鈴薯・里芋・玉葱は、安定した出荷が見込まれるため、「出荷数量、価格ともに平年並みで推移する」としている。
同調査は、野菜の主産県や卸売会社などから聞き取りを行い、その結果をまとめたもの。
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