<明治安田生命J2:新潟2-1琉球>◇第16節◇30日◇デンカS
アルビレックス新潟はFW谷口海斗(25)の“カイトマト”弾で3位FC琉球に逆転勝ち。ホームで4試合ぶり白星をつかみ、首位を奪回した。1-1の後半22分、ゴール前の混戦から、途中出場の谷口が右足で勝ち越しゴールを決めた。クラブハウス前の「谷口農園」で野菜を育てる点取り屋の5戦ぶり今季4得点目のゴールが、3位転落危機にあったチームを救った。勝ち点を36に伸ばし、次節(6月5日)アウェーで5位ヴァンフォーレ甲府と対戦する。
◇ ◇ ◇
谷口のゴールへの執念が、勝負を決めた。1-1の後半22分、ゴール前のこぼれ球にオフサイドラインぎりぎりで反応すると右足を振り抜いた。「みんなが粘ったボール。入って良かった」。自身5試合ぶりの今季4得点目は、2連敗中のチームを首位に再浮上させる貴重なゴールとなった。
自らを奮い立たせ、ピッチに入った。2試合連続ベンチスタートとなった谷口は、右MF三戸に代わり後半10分から途中出場。アルベルト監督からはFW鈴木と近い距離感を保ち、決定機に関わるよう指示を受けていた。右サイドからスピードを生かし、ゴール前に進入を繰り返した。「ハーフタイムから準備はしていた。自分が点を取って勝負を決めようと思った」と胸を張った。
クラブハウス前では「谷口農園」を開園。ホテルマンと選手を兼務していたJ3いわてグルージャ盛岡時代(18年)に得た知識を生かしてトマトやナスなどの野菜栽培を始めた。練習前の水やりが日課。「土のぬれ具合を見て、水やりの量を決めている。野菜とゴール。ともに収穫を増やしたい」と笑顔で意気込んでいた。
今季2度目の逆転勝ちを収めたチームはこの日、甲府と引き分けた京都サンガF.C.に勝ち点36で並び、得失点差で首位の座を取り返した。次節(6月5日、中銀スタ)はその難敵・甲府戦。「チームも個人もいい流れが保てるよう1週間、いい準備をしたい」と2試合連続ゴールの“収穫”を目指す。
○…司令塔のMF高木善朗(28)が相手に先制を許した直後の前半29分に、DF堀米悠斗(26)の左クロスから技あり同点ゴールを決めた。「得点機に関わるよう、今週は特に自分にハッパを掛けていた。早い段階で追いつくことができて良かった」と今季7得点目を振り返った。
からの記事と詳細 ( 新潟首位奪回!野菜育てる点取り屋、谷口海斗“カイトマト”弾で逆転勝ち - ニッカンスポーツ )
https://ift.tt/3wK0L4c
No comments:
Post a Comment