
7月の長雨に8月の猛暑が加わり、野菜の価格高騰が収まらない。静岡県内の飲食店は新型コロナウイルス感染拡大で遠のいた客足を取り戻そうと奮闘しているさなか。上昇分の価格転嫁は難しく、我慢の日々が続く。食卓への影響を抑えようとスーパーは小分け売りなどの対応を強化している。
とんかつ専門店「かつ銀」などを運営するにしはらグループ(三島市)では、キャベツの仕入れ値が昨年比で約2倍に上昇した。西原隆司専務は「食べ放題で提供しているだけに、経営的には厳しい」。4、5月の営業自粛期間に途絶えた客足は緩やかな回復傾向にあり、「お客さまが楽しみにしている以上、おかわり自由のサービスはやめられない」と話す。
レストランなどを展開するなすびグループ(静岡市清水区)も白菜など葉物野菜の値上がりに苦しむ。担当者は「価格やメニューの改定は難しく、仕入れ先も替えられない。9月以降の価格の安定に期待するしかない」と嘆く。
静岡市中央卸売市場の青果卸売業、静岡VFによると、27日時点で群馬県産キャベツや長野県産白菜などの価格は約1・5倍と高止まりしている。県内産の葉物野菜は出荷時期がずれるが、枝豆などで影響があり、静岡市内の生産者は「長雨で生育は悪く、平年の半分の収穫量になってしまった」と肩を落とす。
スーパーマーケット田子重西中原店(静岡市駿河区)によると、白菜、キャベツのほかニンジンやカボチャも例年より1、2割程度高いという。買い物客が手を伸ばしにくい状況が続くが、青島将仁副店長は「4分の1カットのキャベツや袋詰めのカット野菜の販売が伸びている」と需要への対応策を話す。
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August 30, 2020 at 06:32AM
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葉物野菜高止まり…飲食店も悲鳴 客足回復半ば、価格転嫁難しく|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞
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