西友は7月1日、大人の野菜嫌い克服を目指す「WE LOVE VEGETABLES」プロジェクトを開始した。
新型コロナウィルスの影響により家で過ごす機会が増え、健康志向から野菜を使った自炊への関心が高まっていることに対応した施策。
西友の調べでは、大人の4割が苦手な野菜があることが分かった。また、過去に野菜嫌いの克服を断念した経験のある人が約6割、自分のこどもへの悪影響などを悩んでいる人が約8割に上ることが判明した。
今回、大人が野菜嫌いを克服することで、野菜が家庭の食卓に並ぶ機会を増やし、多くの人に健康的な食生活を送ってほしいという思いを込めて、「WE LOVE VEGETABLES」プロジェクトを開始するという。
大人でも苦手な野菜として挙がることが多い一方、さまざまな料理に使われることも多いトマト、ナス、ピーマンにフォーカスし、調査で判明した苦手な点を解消し、美味しく食べられる独自の克服メニューを6品開発した。
それぞれの野菜を苦手とする大人に試食してもらい、50%以上の人に「あり(食べられる)」の判定を受ける野菜料理はどれかを検証した。その結果、5品の野菜料理が50%以上の支持を受け、克服レシピとして認定した。
レシピ開発と試食の様子をコンセプトムービーとしてまとめた「世界一嫌われるレストラン」を公開すると同時に、全国の西友店舗で野菜嫌い克服メニューのレシピカードを配布するほか、特設サイトでもレシピ動画を公開する。
西友が行った調査では、各野菜の嫌いな点として多く挙げられたのがトマトは「食べたときの青臭さ」「ジュクジュクした食感」、ナスは「ドロドロした食感」、「スポンジみたいな食感」、ピーマンは「舌に残る苦味」、「特有の渋味」という回答だった。
今回、野菜嫌い克服研究家 ジョーさん。監修のもと、トマト、ナス、ピーマンのそれぞれ苦手な部分を解消し、美味しく食べられるレシピ6品が開発した。そのうち5品が、その野菜嫌いな大人の50%以上の支持を得ることができた。
一口サイズのやみつき「ナスピザ」、カリカリ食感に脂の旨み「甘辛肉巻きナス」、じっくり炒めた「トマトの卵炒め」、丸ごとトマトの「炊き込みご飯」、カリッカリ食感で苦味ゼロ「フライドピーマン」、そのまま食べられる「ピーマンカップシチュー」を用意した。「ピーマンカップシチュー」以外のメニューが支持率50%を超えた。
同日、西友はWEB記者会見を開催、商品本部生鮮食品部の江口恭弘シニア・ダイレクター(写真右)、商品本部マーケティング部の小尾秀男シニア・ダイレクター(写真左)、野菜嫌い克服研究家のジョーさん。(写真中央)が登壇した。
江口シニア・ダイレクターは、「当社の調査では、野菜が来店動機のNo.1となっており、生鮮食品が重要なカテゴリーとなっている。新型コロナウイルスによりステイホームの傾向があり、野菜を使った自炊の機会も増加しているため、今回のプロジェクトを開始する」と述べた。
小尾秀男シニア・ダイレクターは、「野菜の消費量は毎年、減少傾向になっている。これまで、子どもを対象に野菜嫌いを克服するプロジェクトを実施してきた。しかし、調査では、大人も野菜が苦手という人がいるがことが分かった。大人の困りごとを西友らしく解決するため、野菜嫌いたちが『おいしい』と認めた野菜料理を開発した」と語った。
野菜嫌い克服研究家のジョーさん。は、「今回は、野菜嫌いを克服するということで、野菜を潰すしてしまったり、煮込んでしまったりしすぎずに、野菜の形を残しながらも、嫌いなポイントをカバーできるレシピを考案した。そのために、各野菜の苦手なポイントをチャート化してレシピを考案した。形を無くしてしまえば、食べることは簡単だが、やはり苦手を克服した、食べれるようになったと実感してもらうために、形を残したまま、苦手なポイントをなくすのが大変だった」とレシピを説明した。
■「WE LOVE VEGETABLES」プロジェクト
https://www.seiyu.co.jp/campaign/wlv/
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July 01, 2020 at 02:15AM
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