新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、野菜などをドライブスルー方式で販売する「ドライブスルー八百屋」が９日、甲府市国母の青果卸「入兆」で始まった。
販売するのは、新型コロナの影響で休業した県内の飲食店やホテルに卸す予定だった野菜、卵など約２０種類を詰め合わせた野菜セット（税込み３５００円）。北杜市産のキャベツやトマトも含まれている。
この日は、マスクを着けた従業員が車の窓越しに注文を受け、トランクに野菜などを積み込んでいた。利用した甲府市の会社員女性（６５）は「コロナ騒ぎで買い物にも行きにくいので助かる。野菜がおいしい時期なので夕食が楽しみ」と満足そうだった。
売り上げ減対策として東京都の青果卸「フードサプライ」が４月に始めた企画で、これまで都内など１１か所で実施。「入兆」も４月以降、取引先の休業で売り上げが例年の約３割に落ち込んだため、企画に参加した。同社の飯島朱美社長は「飲食店の休業は私たちにとっても死活問題。新鮮な野菜を無駄にせず、消費者に届けたい」と話していた。
今後は毎週火、木、土曜日に開催予定。原則、前日午後５時までに「フードサプライ」のホームページから予約が必要で、支払いは現金のみ。野菜などにコメ５キロを加えたセット（同５０００円）もある。問い合わせは入兆（０１２０・５０・３７４２）へ。
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May 10, 2020 at 03:00AM
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野菜ドライブスルーで 甲府の青果卸 売り上げ減対策に - 読売新聞
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