青々と茂った坂本誉さん方のパセリ＝大分市下戸次
【大分】新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大分市特産のオオバやパセリといった「周年野菜」が打撃を受けている。外食産業や加工向け業務用としての取引が多く、飲食店の休業などで需要が減っているためだ。市は周年野菜を活用したレシピを市ホームページ（ＨＰ）で公開し、家庭での消費を呼び掛けている。
レシピはオオバ、ミツバ、パセリ、カイワレ、水耕セリの５品目を使ったもの。生産者や調理科の高校生らが考案した「大葉みその焼きおにぎり」「豚肉とパセリの変わり揚げ」「せりと豆苗のツナ中華炒め」といった３０種類を紹介している。
これらの周年野菜は添え物や薬味、彩り用に使われることが多い。店舗の休業や外出自粛のあおりを受け、４月の販売額は前年同月に比べ２、３割ほど減っているという。
「家庭料理で使いやすいようレシピを一覧できるようにした」と市農政課。「在宅時間が増えた今、地産地消料理にチャレンジしてみてほしい」と呼び掛ける。
同市下戸次のパセリ農家坂本誉（たかし）さん（６１）＝ＪＡおおいたパセリ部会長＝は、パセリを使った天ぷらやサラダ、スムージーなどを薦める。「コロナの影響がどこまで長期化するか分からないが、前向きに発想転換して一般家庭でもパセリの消費を増やすチャンスにしたい」と話した。
市は今後も公開レシピの数を増やしたり、スーパーにポップ（販促物）を設置するなどして地産地消を促す予定。
※この記事は、5月10日 大分合同新聞 13ページに掲載されています。
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May 10, 2020 at 01:11AM
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家庭料理に大分市特産の「周年野菜」を ＨＰにレシピ公開 - 大分合同新聞
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