小川珈琲が3月1日に新発売した「期間限定 春珈琲 ドリップコーヒー10杯分」が次のヒット商品を予想する企画「Mart新商品グランプリ2020春夏」で東西総合〈デザイン部門〉1位を受賞し、東西総合〈総合ランキング〉2位を受賞した。
同グランプリは、日本アクセスが小売業や外食企業のバイヤーを対象に開催する展示商談会で披露される新商品を、一般消費者の代表として生活情報マガジン「Mart」（光文社）の読者が試食し次のヒット商品を予想する企画。過去にも同グランプリで入賞した商品がその後ブームとなるなどの実績もあり注目を集めている。
同展示会では東日本と西日本、計100人のMart会員がエントリーされた全商品を試食後、味・オリジナリティ・コスパ・デザインの4つの要素で採点しランキングを決定した。
受賞した「春珈琲 ドリップコーヒー」は、レギュラーコーヒーの中で好調を維持している「春」「夏」「秋」「冬」の期間限定コーヒー（180g袋）を1杯分ずつ個包装した新シリーズ「ドリップコーヒー10杯分」として発売された。
期間限定コーヒーは、季節によって変化すると言われる味覚に合わせて、小川珈琲が考える四季をイメージしながらその季節に合うコーヒー豆を同社のコーヒー鑑定士が選定したもの。
社内のデザイン担当が手掛けた四季折々の花木をあしらったパッケージも好評を博し売上げを伸ばしている。
小川珈琲の藤村泰生取締役営業本部長は「この春夏は情緒的価値とエシカルを軸足に活動していく」と語り、新商品となる期間限定のドリップコーヒーを情緒的価値の取組みと位置付ける。
通常、売場の棚替えは春夏・秋冬の年2回行われるが、期間限定コーヒーは春・夏・秋・冬の年4回行う。
これについて村上祐一第2営業部部長は「棚替えが多くなることはオペレーションを煩雑にさせてしまうが、エンドユーザーに四季の価値を伝えることを通じて、売場を活性化させるような取り組みを小売店様と進めていきたい。」と説明する。
「春珈琲 ドリップコーヒー」は、うららかな春の陽だまりに弾む心をイメージしたブレンドコーヒーでブラジル産豆のやわらかい香りとやさしい甘さをいかしてかろやかな風味に仕立てられている。販売期間は通常2～4月だが、発売初年度となる今年のみ3～4月の約2ヵ月間販売する。続いて5月1日から8月にかけて「夏珈琲 ドリップコーヒー」を新発売する。
期間限定を含む小川珈琲のドリップコーヒーの多くは、一般的な商品よりも多めの1杯あたり10g入とし「コーヒー本来の味と香りを楽しんでいただきたい」という。
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March 07, 2020 at 02:00PM
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