竹山修身前堺市長の政治団体の会計実務を担っていたのが次女の渡井理恵会社役員だった。事情を知る関係者は「(次女は)こまめな作業を怠り、毎年のように間違いがあった」と証言。家族内だけで多額の政治資金を扱うことが常態化し、ずさんな会計処理を招いた可能性がある。
竹山前市長は平成21年に当時の大阪府知事、橋下徹氏らの支援を受けて初当選したが後に対立。関係者によると、当時の会計担当者らはこれを機に前市長側から離れ、その後、渡井氏が会計実務を一手に担うようになったという。
渡井氏の会計処理に関し「毎年のように二重記載や計算の間違いがあった」と話すのは、前市長を支援していた税理士の男性。1年分の領収書を年度末まで放置することもあったといい、「こまめに作業をしないので、把握できない金のやり取りがあってもおかしくない状態だった」。
橋下氏らと決別した25年の市長選では各党が竹山前市長を相次ぎ支援し、献金が増加。3選を決めた29年も同様の傾向があった。前市長の事務所に出入りしていた電気設備業者の男性は当時を「いろいろな党の人間が出入りし、それぞれがポスターや選挙カーなどを手配していた」と振り返り、渡井氏について「会計については素人で無理があったのでは」と述べた。
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2019-11-21 11:23:23Z
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