
漂着軽石を土壌改良に活用 徳之島のコーヒー農園[11/10 19:28]
鹿児島県の徳之島のコーヒー農園では、漂着軽石を土壌改良に活用する取り組みが始まりました。
徳之島でも、島の東側を中心に流れ着いている軽石で、船の航行などに影響が出ています。
島民を困らせているこの「厄介者」を活用しようと考えたのは、伊仙町で14年前からコーヒーを栽培している宮出博史さん。コーヒー栽培の北限に近い徳之島ですが、赤土で粘土質の土壌が多く、栽培の難しさを感じていたといいます。
(宮出さん)「長い間、土壌改良に関して模索をしてきたので、必然というのか。これ(軽石)は使わないとと、すぐに取りにいったんです」
水はけが良い土壌が必要なコーヒー栽培。粘土質の土に軽石を混ぜ、排水性をよくする土壌改良を思いつきました。使うのは海岸で拾った軽石。塩害の可能性もあるため、水につけ干してから使用します。
軽石を混ぜた土にこの1週間で100本ほどの苗木を植えましたが、枯れるなどの影響は出ていないということです。
9日は、犬田布中学校の生徒も授業の一環で苗木の植樹に参加。この場所は、宮出さんが以前、コーヒーの苗木を植え、全て枯れさせてしまった土地で、その後、耕作放棄地となっていました。
(宮出さん)「今回、軽石とこの10年の技術力とで栽培が可能になっているのではないかと」
土を耕し、軽石を混ぜて、およそ50本の苗木を植えました。
(生徒)「迷惑になっている軽石を使ってコーヒーが栽培できるのはすごい」
(生徒)「おいしく大きく育ってほしい」
(宮出さん)「徳之島は赤土が多いので、赤土でコーヒーが栽培できるというのも、農産物としては広がりが見える。赤土でももっと生育がいいというのも実証しておきたい」
漂着軽石を活用した宮出さんの取り組み。引き続き、島でのコーヒー栽培に適した土壌づくりを模索していきたいとしています。
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