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Thursday, April 29, 2021

「鬼滅」缶コーヒーが大ヒット ダイドー社長に「次」聞く - ITmedia

kuahbasolah.blogspot.com
産経新聞

 新型コロナウイルス禍の中、人気アニメ「鬼滅の刃」のキャラクターをあしらった缶コーヒーが飛ぶように売れたダイドーグループホールディングス(HD)。高松富也社長は「今秋、(鬼滅の刃に代わる)新たなキャンペーンを考えている」と明らかにした上で、同社の自動販売機を「社会のインフラ」と呼ばれる存在にしたいと語った。(聞き手 藤原章裕)

photo 「鬼滅の刃」のキャラクターをあしらった缶コーヒー((c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable)

 −−鬼滅缶コーヒーの売れ行きは

 「昨年10月に発売し、3週間で5千万本、令和3年1月期に1億本を突破するなど、これまでになかった爆発的ヒットになりました。缶コーヒーの主要顧客は30〜40代の男性ですが、今回は10〜20代の若者、子供や夫のために買い求める女性など普段は缶コーヒーを手に取らなかった人たちにもご購入いただきました。一部は自販機限定の商品でしたが、これまで自販機で飲料を買わなかった人も購入されていました」

 −−鬼滅とのコラボレーションは継続するのか

 「当初はキャンペーン期間を3〜4カ月と考えていました。売れ行きが想定以上だったため、数カ月延ばしました。ただ、今回のコラボはいったん終了し、缶コーヒーの最盛期を迎える今秋に新キャンペーンをやろうと考えています。その内容は秘密です(笑)」

産経新聞

 −−1月期決算は売上高が前期比6%減にもかかわらず、最終利益は80%増に達した

 「鬼滅とのコラボで(ペットボトルに比べて原材料が安く)利益率の高い缶コーヒーの販売が好調だったことに加え、(コロナ禍での)働き方改革で旅費・交通費や交際費などいろいろな経費を抑制できた結果です。消耗部品の交換などで自販機の耐用年数を5年から10年に延ばしたことも大きな要因です」

 −−ダイドーの自販機は面白い

 「私も常日頃、アイデアを出しています。『おしゃべり機能』を搭載した自販機は関西弁や博多弁、英語、中国語などをしゃべります。あるタクシー会社の事務所では、社長さんの声で『今日も安全運転で頼むよ』などのメッセージを伝えます。当社内の自販機は、僕の声で『今日も一日頑張ろう』『健康管理に気を付けてね』と従業員に語りかけています」

photo ダイドーグループホールディングスの高松富也社長

 −−手ぶらで購入できる自販機も話題だ

 「今年度から本格展開します。顔認証で購入できる自販機は、(事前に自分の顔写真やクレジットカード情報を登録すれば)手ぶらで決済できるため、財布やスマートフォンを持ち込めない企業の工場や事業所からの引き合いが多いです」

 −−傘下のダイドードリンコなど飲料事業にかかわる従業員約2400人に5万円の「特別感謝金」を支給した

 「最前線で仕事をやってくれた社員に何とか報いたかったし、コロナでボーナスが減っていたので、少しでも補えればと考えました」

 −−平成22年、東京にあったマーケティング関連の部門を大阪に集約した

 「当時、商品の企画や開発は東京、本社の管理部門は大阪に分かれていましたが、連携が図れませんでした。東京は情報面などの利便性は高いが、埋もれてしまう。関西の飲料メーカーとして最初に名前が挙がる位置づけを目指した方がよいと判断しました」

産経新聞

 −−創業家出身として若いころから後を継ぐ考えはあったのか。京都大を卒業後に三洋電機に入社した

 「当初は自分のやりたいことをという思いがありました。大学在学中は文系ですが、パソコンを自作するなど機械が好きでした。就職活動中、モノづくりをしている家電メーカーがいいと思い、三洋はアットホームな社風で自分にマッチしていると感じました」

 −−三洋時代、思い出に残った仕事は

 「入社後、ずっと人事部で労働組合との窓口を担当しました。当時、経営が厳しくなる中で事業売却時に従業員の転籍条件をどうするかなどのやり取りをしました。一人一人の人生にかかわり、今の仕事にも影響しています」

 −−家業を継ぐ決心は?

 「入社3年目に入るころ、(祖業である大同薬品工業)創業者の祖父が亡くなりました。家業の歴史を振り返る機会があり、父の富博ダイドードリンコ社長(現ダイドーグループHD会長)から『そろそろ手伝ってくれないか』と頼まれ、入社を決めました」

 −−ダイドー入社後の苦労は

 「自販機に商品を設置し金銭を回収する担当者について回り、彼らが社を支えてくれていることを実感しました。雨の日に商品を入れた段ボール箱の底が抜けて道端に散乱したり、ホットとコールドの設定を間違えてアツアツの炭酸飲料が出て購入者からクレームが寄せられたりと失敗を経験しました」

 −−将来の夢は

 「ダイドーの自販機が『社会のインフラ』と呼ばれるようにしたいです。飲料に限らず、置かれた場所に対応した商品を販売したり、おしゃべり機能など付加価値を搭載したりして、社会になくてはならない存在にしたいですね」

高松富也氏(たかまつ・とみや)京都大経卒。平成13年三洋電機。16年ダイドードリンコ。副社長を経て平成26年社長。29年1月ダイドーグループホールディングス(HD)社長、ダイドードリンコ社長。令和3年4月からダイドーグループHD社長、ダイドードリンコ取締役。奈良県出身。

 さらに詳しいインタビューの内容は、4月30日と5月7日の午後9時から放送のラジオ大阪「週末ワイド ラジオ産経」(FM91.9メガヘルツ、AM1314キロヘルツ)で。

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